2000年築の日本家屋に引っ越してきたときから使っている、コロナのポータブル石油ストーブSLシリーズを紹介します。
使用中10年目のレビューです。
まあ手がかかる
おすすめしない理由
便利さと、手放しの安全に慣れ切ったわたしたちには、一見、とても不便に見えます。あえておすすめするものではありません。
- 温度コントロールができない。
- 部屋が暖まりすぎるし、燃料を使いすぎる。
- すぐに暖まりたいのに、点火直後に暖かいのはストーブの真上だけ。
- 対流式といっても、上空が暖まりがち。足元は寒い
- ので、強制的に空気循環が必要。
- 弱火にすると、不完全燃焼で気分が悪くなる
- から、弱火にできないので、部屋が過度に暖まる。
- 灯油が少なくなると、やはり不完全燃焼。
- 燃費のわりに給油タンク容量が小さく、2日に1回の給油が面倒。
- しかも給油タンクが本体と一体なので、重い灯油缶を本体近くにもっていく必要がある。
- 自動給油ポンプを突っ込むと、水位感知で満タン前に止まってしまうので、目視判断が必要。
- 本体が熱くなるので、小さな子どもが触るのが心配
- かといって、安全柵を置くと、場所をとるし、見た目△。
ファンヒーターがすべて解決
ファンヒーターがすべて解決しています。
便利さ優先の場合は、ファンヒーターです。
導入した経緯
暖房器具が必要だった
日本家屋は夏は涼しく、春秋は最高、冬はとてもとても寒いのです。
- 寒いのが嫌い
- 木造14畳のダイニングキッチン用の暖房器具が必要
- もともとは薪ストーブに憧れがあった
薪ストーブへの憧れ
薪ストーブへの憧れがありました。
- 炎を見ていたい
- 大空間をあたためたい
- 輻射熱がいいらしい
- ストーブの上で煮炊きをしたい
という、機能面のニーズがありました。
一方で、解決が難しい課題もあり、薪ストーブはいったん断念しました。
- 大きい
- 設置すると移動ができない
- 夏場は邪魔
- 薪と薪スペースの確保の見通し△。特に年齢を重ねてから。
- 家の価値を高める資産か、エネルギーを消耗し、ストレスをもたらす負債か
でも、寒いのは嫌い。
そこで検討したのが、薪ストーブの憧れ項目を満たす、大きめの対流式ストーブでした。
選択肢は少ない
14畳対応のストーブは、選択肢があまりありません。
値段も結構します。
いくつか比較しましたが、近くにある、旧校舎をリノベーションしたおしゃれなカフェでも使っていたのを思い出したりしながら、すんなり購入を決めました。
他の暖房器具の便利さに慣れてしまうと、いくつもデメリットがあるように思えますが、この程度の不便さは、慣れてしまえば、十分に受け入れられます。
薪ストーブへの憧れは捨てきれませんが、この対流式ストーブで、不便だ、手間だ、と言っている我が家は、やはり薪ストーブライフは向いていないのかもしれません。
後戻りできない大きな投資の前に、試すことができてよかったのかも。
便利さは劣るが、おすすめしたい理由
我が家の人気者
手間がかかるのは、管理者の役割として、なんだかんだで、利用する家族からは人気があります。
- 何といってもフォルムがかわいい。
- 部屋の温度は気にせず、どんどん燃えるので、とにかく暖かい。
- 輻射熱で、部屋の部材(柱や壁)まで暖まる
- ので、暖かさの感じ方が違う
- し、暖かさが持続する。
- ストーブの上で、調理ができる。
- やかんでお湯が沸かせるので、部屋の湿度アップ。
- 電源が要らない
- ので、停電しても使える
- し、屋外でも使える。
- 単純構造なので故障しない。
- 同じ対応面積なら、ほかの暖房器具より安価(シーズン前後がさらにお得)。
- 移動ができる。
- 使わないときは収納できる。
2年前に、消耗品を交換しただけで、それ以外の故障はありません。
まとめ
30~40代、日本家屋、薪ストーブへの憧れのある方は、SLシリーズ要検討です!
以上!
おまけ:おすすめ給油ポンプ
我が家には、対流式ストーブが1台、ファンヒーターが4台と、灯油が大活躍します。いくつか灯油ポンプを買い換えてきましたが、現在はこのポンプ。灯油缶を2つ使っていますが、それぞれに装備しています。
- ON/OFFがわかりやすい
- 満タンになったら、自動で止まる
- モデルによって、給油口が灯油タンクの口に磁石でくっついて安心
- 給油口の収納場所が、取り外しできる→たまった灯油をタンクに入れられる
- ポンプの抜き差しをしないので、周囲に灯油が飛び散らない
- 灯油缶に取り付けたまま、ガソリンスタンドに持っていって&給油ができる
- 取り付けたままでも邪魔にならないデザイン
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