朝起きてから、何回決断をしましたか?
目覚ましが鳴ったな、もうちょっと寝ようかな。
ちょっと寒いな、暖房をつけようか、フリースを羽織ろうか。
朝ご飯は、パンにしようかな、ごはんにしようかな。
意思決定の回数
ケンブリッジ大学のBarbara Sahakian教授の研究によると、わたしたちは1日に35,000回も決断しているそうです。
また、決断するにもエネルギーが必要で、1日のうちに適切な決断できる回数限られているとのこと。
たしかに夕方になると、意思決定の力が弱まるからか、割くべき時間の選択を誤ることがあります。
妻や娘から一日の報告を聞くこと、息子たちのくだらないクイズに答えること。大切な時間をやり過ごして、仕事のスケジュールを考えている場合ではありません。
朝はお決まりパターンで
朝起きたら、お湯を沸かして、コーヒー豆を16g計量して、手回しミルでガリガリ挽いて、320mlのコーヒーを淹れます。
7時20分から、味噌汁鍋に、だしパックを入れて沸かし、野菜を切って、味噌汁をつくります。
職場にもっていくお昼ご飯は、休日に作り置きしたスパイスカレー。
朝から迷ったり、悩んだりして、貴重な決断回数を使いたくありません。
靴下とパンツ。それぞれの理由。
着るものは、気分にあったものや、場面に合わせたものを選びたいと思う気持ちはあるものの、実際は、機能性や快適さを重視して服を揃えています。シーズン中は2~3着で着まわしています。
見た目のこだわりがないので、靴下とパンツは、毎日同じデザインのものを身に着けるようにしました。
靴下
やはり同時期に穴があいた
3足1000円の靴下を選ぶとき、何の気なしに3種類、別々の柄を選んでいました。
あるとき、同じ柄3足を買ってみました。
ライトグレーのシンプルなの靴下が6本です。
- 洗濯したあと、相方を探す手間が減るのでは?
- 片方の靴下に穴があいても、5本で履きまわせるのでは?
- 1種類にすれば、毎朝、選ばなくてもよくなる
- 気に入った靴下は破れ、気に入らない靴下が残るジレンマがなくなる
という期待どおりに、第1世代を履きまわし、ほぼ6本同時に破れていきました。
第2世代は、9足=18本同時に購入
普通サイズより大きい27~29㎝にしたいのですが、店頭にはおいていないため、ネット注文です。
3足でほどよい履きまわしテンポだったので、まずは3足おろしました。
しばらくたつと、1本、また1本と穴があいてきますので、そのたびに在庫からおろします。
ほどなくはじめの3足=6本は順次、穴があいてきます。
あとは在庫管理。
最後の1本が出たら、また9足注文します。買い物時間も削減!
パンツ
パンツはちょっと事情が違う
5年ほど前のある日に、妻が買ってきてくれたパンツがとてもよくて、以降、これ一択です。わたし史上最高のパンツです。
パンツのこだわりは人それぞれだと思います。
- フィット感の好みが合う
- デザインが許容範囲内
- ヘタレない、色あせない
- 汗をかいても不快でない
- 一年を通して、暑くもなく、寒くもない
- 不測の事態にパンツを見られても、大丈夫なデザイン/状態
わたしにとっては特に①、④、⑤が重要で、なかなか出会えませんでした。
いいパンツは安心
こちらも3枚1,000~1,500円で済ませていたのですが、今は1枚で1,300円です。
毎日の快適さと丈夫さを考えると、十分釣り合いがとれています。
さらに、このパンツは丈夫でへたれないので、こだわり⑥の「不測の事態に備える」をカバーする安心感があります。
まさかパンツに安心感を求めることになるなんて!
こちらも選んだり、買いに行ったりの買い物コスト削減成功!
定着の代償
こうして精神的な老化が進んでいくのだろうとも思います。
どう見られるかよりも、自分の快適さを優先する。
その選択を正当化し、定着させる。
着るものなら人に迷惑をかけませんが、これが行動に現れてくると困ります。
自分をまるめこみ、正当化する技術も上がった今日この頃。
重々気をつけなければ。
今日もよい一日を! Have a nice day!
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