憧れのコマンダンテが欲しい!
衝動に駆られる
2020年6月にコーヒーライフが始まってから、もうすぐ4年。
これまでハリオの3,000円のコーヒーミルを使って、累計1,000杯以上淹れてきたことになります。
時々、コーヒー道具に思いを馳せることもありますが、あまり費用投下せずにここまできました。
今回の旅は、ダイエットプログラム完遂のご褒美に、というのが発端。
興味の赴くままに、情報を取り入れていると、世界最高峰のコーヒーグミル・コマンダンテにたどり着きました。
自分に空気を入れていく作業
見かけてから、かなり早い段階で、「購入決定」への舵が切られました。
調べれば調べるほどそちらに引っ張られていきます。
むしろ引っ張られたい!
自分に空気を入れていく作業を数時間重ねました。
論点はだいたい同じ
粕谷さんにしても、数多のYoutuberにしても、コスパ論に終始しています。
- 微粉とか粒度分布とか
- 挽きやすさや手入れのしやすさ、耐久性
- 使っているときも使っていないときも満足感がある
どうせ最後に行きつくところはコマンダンテ、みたいな話になります。
理由付けはいくらでもできる
わたしは正当化する理由付けが得意だし、自分を信じ込ませるのも得意です。
- リセールバリューが高い
- お金の価値はどんどん下がる
- 80歳の自分からのアドバイス
どう考えても、いますぐ、買ったらええやん、という状況になってきました。
決め手はこの動画
道具に愛着を持つのが理想です。
コスパの論点で、納得いかなかったわたしは、製造元の情報にアクセスすることにしました。
https://www.comandantegrinder.com/
シンプルなHPで非常に好感が持てます。
ものづくりの背景や、会社の様子が垣間見えます。
自分の中で(コスパ面で)競合だったTIMEMORE社とは違った価値が見えました。
決め手はこの動画
創業者でCEOのブラウン氏がドイツ・ミュンヘンにある工場を案内してくれます。
- 製品をひとつひとつ製造している工場
- 100,000€の惑星一の装置で、製品を分析する
- 木目ボディの工程
- 木材業者から仕入れた厚さ0.5㎜の天然木シートをカット
- 貼り付け作業は「簡単に見えるけど、彼にしかできない仕事」
- 自分たちでデザインした工作機械
- 刻印工程
- ボディの磨き工程。オイル→磨きを3回繰り返す
- こんなに手作業!
- 「Our babies…!」
- 組み立て工程。同志の職人紹介
- 出荷は週に1~2回
- ひとつの製品でひとかたまりの雇用
- 月に数千個を製造する
- 製品を愛し、自分たちの仕事を愛する
英語での案内ですが、木目デザインの処理工程や、生産現場の様子がわかるのは、愛着をはぐくむには十分なアプローチです。
これはぜひとも、我が家に迎えたい!
5万円の価値
5万円の道具。
1,000回淹れて、1回50円、10,000回淹れて、1回5円の使用料。
そういう計算だけど、そういう計算じゃない。
もはやコーヒーミルが欲しいのではなく、コマンダンテが欲しい。
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