こんにちは。
とっちゃんです。
3年ほど前に、思い立って自宅キッチンでコーヒーの焙煎を始めました。
それまではコーヒーなんて好んで飲まなかったし、飲んだとしても電子レンジで温めた牛乳に、インスタントコーヒーとはちみつを入れた甘いカフェオレ。
ましてやブラックなんて、あんなに苦いの好き好んで飲むなんて想像できませんでした。
それが今は、朝起きたらまずやかんにお湯を沸かして、コーヒー豆を16gはかって、手回しミルでガリガリと挽き、ハンドドリップで320㏄のコーヒーをつくるのが一日のスタートです。
生豆はネットで購入し、キッチンで月に3回くらい焙煎します。
コーヒー焙煎器がない!
ある日のこと。
焙煎をはじめたきっかけにもなったコーヒー焙煎器が見当たらない!
いつでもコンスタントにムラのない焙煎をしてくれた焙煎器。
生豆100gを計って入れて、中火で8分ふりふり揺らすだけ。
加減も何も、全部焙煎器まかせ。
中で何が起こっているのかも見ないまま、コーヒー豆は焼きあがっていました。
んー、困った。
フライパンでもできるもん!
どこへ行ってしまったんだろう。
探すも見当たらず、しかし、焙煎豆在庫が底を尽きる。
とにかく煎らねば!
YouTubeでいくつかチェックして、なんとなくイメージはできた。
道具と手順
今回はコロンビア/エキセルソ/Qグレード/ウォッシュド/180g(1,998円/㎏)でやってみました。
- コンロ
- フライパン
- ヘラ
- ザル
- 受け皿
- 保存容器
- はじめの5分は弱火で。水分を飛ばすイメージ。
- 換気扇は忘れずにON!
- 5分を過ぎたら、中火にして、ヘラで混ぜつつ。時々フライパンをあおります。
- はぜる音がはじまり、煙が出てきたら、パラパラチャーハンをつくるイメージでしっかりあおります。
- 8~10分で出来上がり。終わり時は見た目の好みで
- 受け皿を敷いたザルに開け、駆け足で屋外に←煙が部屋に充満しませんように。
- ザルをあおるようにして、熱を逃がしつつ、薄皮を飛ばします。1~2分。豆が落ちないように注意!
- 受け皿に広げ、粗熱がとれたら、保存容器に移す。
- すぐに挽いて飲んでもいいです。3日くらい置くと、煙臭さが落ち着きます。
- 傷んで飲めなくなるものではありません。
わたしは深煎りが好みなのですが、浅めがお好みの方は8~9分であげるとよいです。
これは悪くない。しかもフライパンが大きいので、一度にたくさん焼ける。
意外に薄皮(チャフ)も飛ばないので、手網でコンロが汚れるのが気になる人にもおすすめです!
コーヒーはカフェで飲むもの、ならば。
コーヒーはカフェで飲むもの、ならば。
- スペシャリティに栽培され処理された豆を、
- 完璧にハンドピッキングされた厳選豆を、
- 最適な組み合わせでブレンドされた豆を、
- 熟練のロースターさんが魂込めて焙煎した豆を、
- 腕のいいバリスタさんが淹れてくれる至高の一杯を、
- 最高に心地よい環境でエレガントに愉しむ、
を目指すのでしょう。
原産地の一般市民はこうやって飲んでいる、のでは?
原産地のエチオピアやコロンビアやパプアニューギニアの一般市民はどうやって飲んでいるのかな?
調査ゼロで、勝手に想像してみると。
毎日飲むものなので、安くて長期保存で品質を損なわない生豆を、知り合いの農家から買って、ほどほどの管理で在庫しています。
ハンドピックは生豆を買ってきた時点でほぼ大丈夫。機械選別してるから、異物は入ってないよ。
1週間分くらいを一度に焙煎しますね。たくさんしすぎても酸化が進むので。
かといって煎りたては煙臭い感じがあるので3日くらいは寝かせたい。
焙煎はフライパンでやってます。特別な焙煎器は使わないです。
煎りムラもありますが、家庭の味なのでそこまで。雑味も含めてコーヒーでしょ。そんなに肩肘張って飲むものでもないし。
淹れ方も我が家スタイルで。毎日やってると大体同じ味になります。たまに、お、今日はおいしいな、というときはありますね。
焙煎ムラも雑味もあっていい
我が家のコメ事情と重なってきました。
近くの農家さんから玄米をいただいて、10㎏ずつ精米して、毎日ガス炊飯器で炊いて食べています。たまに土鍋で炊くと感動的においしいです。
わざわざ食べに行かない。家にある道具で調理して食べる。で、時々新しい炊飯器や道具にあこがれる。
毎日に暮らしに組み込まれ、いちいち肩肘張らない品目に、いつのまにかコーヒーが入ってきたのだなあ。
今日もよい1杯を! Have a nice cup!
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