カフェに置いてあった本が目に留まりました。
「親とさよならする前に 親が生きているうちに話しておきたい64のこと」
日本クオリティオブライフ協会代表理事 清水晶子さん著
まずは目次を眺めて、あまりの知らなさに驚くことから始めます。
親と話してほしい6つの話
- 体・心の話
- 病気・介護の話
- お墓・お葬式の話
- お金の話
- 相続の話
- 実家の片づけの話
1 体・心の話
1-1 親の肩をさする
1-2 いっしょに旅行する
1-3 悩み事を相談する
1-4 人間ドッグをプレゼントする
1-5 健康診断の結果をいっしょに見る
1-6 病院に付き添ってみる
1-7 病歴を確認しておく
1-8 好きな食べ物を聞く
1-9 エンディングノートを書くのをすすめてみる
1-10 どこで最期を迎えたいかを聞く
1-11 幼かったころの話をしてみる
1-12 親のなれそめを聞く
1-13 「ありがとう」を具体的に伝える
1-14 親にしてあげたいことを、言葉で伝える
2 病気・介護の話
2-1 親の認知機能を知っておく
2-2 親の代理で判断する人を決める
2-3 体の自由が利かなくなった時の住む場所を話し合う
2-4 一度、高齢者総合相談センターに行ってみる
2-5 介護認定を受けて、サービスを受ける
2-6 ケアマネージャーを選ぶ
2-7 ケアマネージャーと一緒にプランを考える
2-8 介護施設は、特養、有料、グループホームを見学する
2-9 だれに世話を頼りたいかを聞く
2-10 親の入れ歯を洗ってみる
2-11 お見合いに来てほしい人を聞く
2-12 延命治療について話し合っておく
3 お墓・お葬式の話
3-1 いっしょにお墓参りをする
3-2 菩提寺、お墓の場所、継承者を確認する
3-3 お墓がない場合、必要かどうかを話し合う
3-4 遺骨の行方を話し合う
3-5 どんな供養がうれしいかを聞いてみる
3-6 どんなお葬式にしたいかを聞いてみる
3-7 信じている宗教について聞いてみる
3-8 葬儀社を決めておく
3-9 好きな花を聞いておく
3-10 6親等までの親族を把握する
3-11 友人リストをつくってもらう
4 お金の話
4-1 親の資産を把握する
4-2 どの金融機関に口座があるかを確認する
4-3 不動産の種類、所在、名義人を確認する
4-4 加入保険の種類、契約者、受取人を確認する
4-5 住宅ローンや借金を確認する
4-6 株券や貸金庫の有無を確認する
4-7 高価なものはお金に換える
4-8 できないことは「できない」と言う
4-9 親を取引先だと考える
4-10 仕事が一番楽しかった時のことを聞く
4-11 父親、母親のどちらにも確認する
5 相続の話
5-1 相続人を知る
5-2 相続のトラブルになりそうなことを整理する
5-3 自分よりも若い弁護士に相談する
5-4 成年後見人について話し合う
5-5 遺言状を準備してもらう
6 実家の片づけの話
6-1 一緒に片づける日を決める
6-2 安心で安全な家になるように片づける
6-3 使うもの、使わないものに分ける
6-4 勝手に捨てない。ゆっくり片づける。
6-5 いっしょにアルバムを見る
6-6 何も置かない6畳一間をつくる
6-7 入院セットをつくる
6-8 介護施設に持っていけるものを考える
6-9 新しいペットは飼わない
6-10 思い出の品にリメイクする
いったん読み終えて
64の項目を見て、親について何も知らないことに、まず愕然としました。
本当に知らない・・・!
この64項目はわかりやすいといえばわかりやすい。
ですが、実際にどうしよ、と考えると、整理が必要です。
いくつかのカテゴリーが混在しています。
- 前提となる知識が必要な項目や法律や制度がある項目
- 好み/思い出/スキンシップなどのパーソナルな項目と、相続/お葬式などの一般的な項目
- 自分でアクションを決められることと、決められないこと(他者が介在すること)
- すぐに済むことと、時間がかかること
- 完了することと、完了しないこと
整理の仕方はさまざま。
親と距離を縮めるための5つのポイント
まずはスタート地点に立った。
一度にぜんぶ解決しようとしない、というのは著者の清水さんからの心強いアドバイスです。
- 季節の行事を活用する
- 親を取引先と考える
- 月1回は電話する
- デリケートな話は、第三者を例に出す
- 一度にぜんぶ解決しようとしない
漠然とした虚無感にさいなまれながらも、大事なことだなーと思うし、自分の親のためにも、妻の親のためにも、自分自身のためにも、必要なアプローチと思うので、これから少しずつ整理をしていこうと思います。
今日はここまで。
今日もよい一日を! Have a nice day!
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