家計に不釣り合いな、値段の張るものが我が家にはいくつかあります。
そのうちのひとつ、ゴミ箱を紹介します。
ゴミ箱で、14,990円!(旧モデル。メーカー新モデル直売価格は29,700円)
前置き(飛ばしてください)
いい買い物だったと思うとき
買う時はあんなに値段を吟味したのに、買ったとたんに、いくらだったか忘れてしまうことってありませんか?
食べ物を買う時は、見た目や味や食べたいもの、使い方を思って買います。もちろん値段も確認。
当然ですが、「食べる」=「使い切る」ことを前提にしています。
では、食べ物ではないものはどうか。
使い切りようのないものは、「使い倒す」という表現が正しいかもしれません。
毎日使うものであれば、毎日気に入って使い続け、使い倒す。
やがて、捨てる時が来ます。
捨てるときに、いい買い物だった、と思えるのが理想です。
大阪育ちだからというわけではないけれど
「これ、いくらで買うたと思う?」
というのは、大阪の井戸端での常套句ですが、わたしが育った家庭でも日常的に使われていました。
「あそこはなんぼやった」だの「あそこの方が安かった」だの。
食べ物にしても、生活用品にしても、いかに安く買ったかを自慢する風潮があります。
わたしにもすっかり根付いていまして、お得かどうか、損してないか、のものさしばかりをあてている気がします。
「いい買い物をした」
たまに、買った瞬間に(使ってもないのに)、「いい買い物をした」と思ってしまうこともあります。
たいていは、(定価や他店価格より安く買えて)「得した」だけだったりもします。
完全に、幻覚。
わたしはいつもこのパターンです。
これ、いつ使ったの?んで、いつ使うの?
でも1回しか使ってないしなー。捨てるのもったいないなー。
そういうわけで、わたしの育った家には、無駄なものが多い。
値段を見ずに買う
そこに、わたしの妻。
驚いたのは、気に入った服を、値段を見ずにレジにもっていったことです。
ありえない行動でした。本当に驚いた。
わたしは逆。
まず値段を見て、この値段でこれならいいか、で買う。
しばらく共にすると、さすがに全く値段を見ないのは怖いですが、値段のものさしのあて方は変わってきました。
価値があると感じるものに、お金を払って、我が家に迎える。
理想の買い物の仕方です。
SimpleHumanのダストボックス(本編)
ただし、時間はかかる。
我が家では「旅に出る」という表現をしますが、毎日使う生活備品を迎えるときは、長い調査を経て、入手に至ります。
そんな長い旅を終えて我が家にやってきたのが、SimpleHumanレクタンギュラー ステップダストボックス45Lです。
外観の特徴
- かっこいい。スタイリッシュ。
- 大きいけど圧迫感がない。主張しない。部屋になじむ。
- ペダルがはみ出していないので、足の小指をぶつけない。
メーカー推しの優れた機能
- ペダルを踏むとスッとふたが開く。特許。
- ペダルを離すと静かに閉じる。最後はゆっくり。
- 汚れが付きにくい表面加工。→確かに汚れません。
- ゴミ袋が内側からとれるライナーポケット。→これは我が家では使っていない。
使っていて気がついた、他のゴミ箱との違い
ステンレス枠のふたに、ペダル開閉のふたがついている2段階構造です。
メーカーのHPではあまり主張されていませんが、この2段階構造とゴミ箱の形状が、わたしのお気に入り&満足ポイントです。
構造は、メーカー動画<画期的なライナーポケット>がわかりやすいです。
- ステンレス枠のふたを手で開けると、ふたが開いたまま固定され、ゴミ袋をセットしやすくなっています。
- ステンレス枠のふたが幅広(7㎝ほど)なので、ゴミ袋の縁が隠れます。
- 開閉のふたがゴミ袋と接していないので、ふたはいつもきっちりと閉まり、においが漏れません。
- ゴミ箱の形が、45㍑のゴミ袋の形に合っているので、ゴミ箱がいっぱい=ゴミ袋がいっぱい。
ゴミ箱あるある
同じ45㍑のゴミ箱でも、高さが高かったり、投入口の形が正方形に近かったりするので、実際のゴミ袋とは形が違います。すると、ゴミ袋を取り出したときに、まだ入る容量があります。
これを日々繰り返すと、ゴミを押し込んだり、ゴミ箱の容量を超えて投入し、結果ふたが閉まらないほどまで投入し、においが漏れる。しかもふたの内側が汚れることになります。
これを解消しているデザインが、ゴミ箱の形状と2段階構造のふたです。
わたしとしては、この点がとても気に入っています。
たかがゴミ箱。
先代は、ホームセンターでわたしが適当に買ったゴミ箱。
かなり長いこと使いましたが、ペダル開閉が壊れてしまいました。
今はニワトリのエサの保管箱に使っています。
そしてやってきたSimpleHuman。
毎日使うものですし、必ず視界に入るもの。
それは、ホームセンターで買ったチープなゴミ箱よりも、断然、心豊かです。
そして、次の旅へ
今度は、受験生の長男のために、ワーキングチェアの旅に出ています。
10万円ですって!
反射的に「却下!」と反応してしまいましたが、いや待てよ。
これまでの経験によると、これもおもしろいことになりそう。
10万円のワーキングチェアに毎日座ってブログを書くのもいいか・・・。ふふふ。
今日もよい一日を! Have a nice day!
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