人生こんなもんだよね、とあきらめていることはありませんか?
壮大なテーマのようですが、今日の話題は、視力のことです。
ここだけの話、わたし、人の顔があまりよく見えていません。
成人してから、視力は変わらず、ここ25年以上、ずっとです。
ぎりぎり運転免許が更新できる程度。
なぜか漠然と、生涯裸眼で過ごしたいなと思っていたこともあり、これまではだましだまし生きてきました。
きっかけは長男の卒業式。
保育園から共に育ってきた同級生たちの成長の姿を見たくて、このタイミングで眼鏡を作ることにしました。
眼鏡選びの短い旅
選んだ眼鏡はこれ。
とにかく軽い眼鏡市場のZEROGRA。
- 重さ4.9g
- 通常パーツ33個→7個
- 太さ1㎜のβチタンフレームで耐久性も十分
- 顔にフィットする曲線フレーム
- 眼鏡の聖地・鯖江産
15年ぶりの眼鏡
今回お世話になった眼鏡市場に15年前のデータが残っていました。
近視の乱視で、右目だけで星を見ると縦に3つに見えて、左目だけで見ると横に3つに見えます。両眼で見ると全体的にぼやけて見えています。きれいな星はきれいに見たい!
眼鏡で見え方が変わるのはわかっていましたが、15年前に作った眼鏡はほとんど使いませんでした。
選び方の問題
今回は、眼鏡ライフに転向するつもりで作るという設定にしました。
意外にこの初期設定が大事。
15年前はなぜ使わなかったのか
どのつもりで作るのかで、重視する項目が変わります。
- 四六時中かける
- 運転中だけかける
- 星を見たり、必要そうな時だけかける
15年前は、なんとなく③でした。
作ったはいいが、実際に使う場面がない。
きっと、15年前の若き日は、見た目のイメージチェンジを意識しすぎて、人前でかけられなかったのでしょう。
四六時中かけるつもり
どのつもりか、で選び方の優先順位項目が変わります。
今回は、①四六時中かけるつもりで作ります。
項目の順位はこうなりました。
かけ心地が最優先
軽さ、フィット感で、候補はこの3ブランド。
デザインは人に選んでもらう
身に着けるものは、基本的に人に選んでもらう方がいいそうです。
今回は、妻に選んでもらうことにしました。
生活に合う度数に合わせる
アテンドしてくれた店員さんの導きにより、時間をたっぷり使って自分に合う度数に合わせてもらいました。
わたしの場合、視力は左右で異なります(0.6と0.3)が、レンズによる視力の回復力は左右(1.2と1.5)が逆転してしまうそうです。左右それぞれを最高値に合わせると、裸眼のときと見え方が変わるので、違和感が強すぎるのでは、とのこと。
いろいろ試しながら、最適な度数を探りました。
きちんとステップを踏んで、満足のいく選択ができました。
「気に入る」はあとづけ強化可能
毎日使うものが「気にいっている」、というのは、うれしいものです。
手に入れた時から、「気に入っている」のに越したことはないのですが、これまでの経験上、お気に入り感は、あとづけ強化が可能であることがわかってきました。
世の中いろいろなものがありますが、たいてい、商品には開発した人がいて、その商品のよさやこだわりがきちんと公開されています。
事前に調査して、納得してから購入するというやり方もありますが、今回の眼鏡のように、実際に手に取り、試着して、総合的な判断で手に入れたあとに、お気に入り感を意図的に強化するステップを踏むことも有効です。
眼鏡は毎日洗うもの
せっかく満足のいく眼鏡を作ってもらえたので、大切に長く使いたい。
日々のメンテナンスはどうすればいい?
水洗いしましょう。
「できれば、毎日。」
と教えてくれたのは、アテンドしてくれた店員さん。
- 使用後に水洗い
- ティッシュで水気を拭き取る
- クロスで拭き上げ
- 水洗い前の乾拭きはNG。レンズに傷がつくから。
- お湯洗いはNG。各種コーティングが取れるのと、レンズが熱に弱いから。
はじめが肝心
今こそ、習慣化研究の成果を発揮するとき!
不慣れな眼鏡を定着するのに、いったん21日間、かけ続けることに決めました。
水洗い習慣も、眼鏡ライフとセットにして。
帰宅したら、
- 手洗い
- うがい
- 眼鏡の水洗い
きちんとメンテナンスをして、快適な眼鏡ライフが続きますように。
いよいよ眼鏡デビュー
15年ぶりの眼鏡選びの旅を短く終えて、いよいよ眼鏡デビューです。
眼鏡をかけるとよく見える
あたりまえですが、きちんと調整したレンズをかけると、よく見えます。
眼鏡をはずすと、びっくりするくらいよく見えません。
卒業式では、子どもたちの顔をしっかり見ることができました。
すばらしいデビューの日になりました。
食事のときは外したい
食事はちょっと不便に感じました。
近くにあるいろいろなものを見るときに、フレームがちらちら視界に入ってくるのは都合が悪い。
視界の動き方が、仕事中や運転中とは違うことに気がつきました。
今のところ、食事のときは外すことにします。
ほめられるとうれしい
自分の中ではちょっとしたイメージチェンジです。
職場の仲間のリアクションは、45歳なりにちょっと気にかかっていました。
実際は、ほどよくつっこみを入れられる程度で、気遣いのできる若い後輩にほめてもらえたりすると、素直にうれしかったりするのです。害のない社交辞令はいいですね。
眼鏡デビューの人はほめるようにしよう、と心に留めておきます。
人生こんなもんだよね、とあきらめずに
眼鏡をかけると、世界の見え方が変わります。
長男の卒業式がきっかけでしたが、眼鏡を作ってよかったです。
本当に世界の見え方が変わったし、漠然とあきらめていたことに取り組めたのはいい経験でした。
人生こんなもんだよね、とあきらめていることに向き合ってみませんか?
今日もよい一日を!
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