ヒートショックで考えた自己過信へのアプローチ。無理しないで、と言われても

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69歳の同僚から、ヒートショックで三途の川が見えた、という話を聞きました。

無理はしたらあかんな、ということですが、明日は我が身。

情報番組でしょっちゅう見ますが、あまり知らないヒートショック。

このページがとてもわかりやすいです。

目次

何がどうなるのか

ヒートショックとは

ヒートショックは「急激な温度変化で身体がダメージを受けること」を指します。

大きな気温の変化によって血圧が急激に上下し、心臓や血管の疾患が起こることをヒートショックと呼びます。

冬場における浴槽でのヒートショックが代表的です。

血圧の乱高下に伴って、脳内出血や大動脈解離・心筋梗塞・脳梗塞などの病気が起こるので、油断できない現象と言えるでしょう。

どうなる?

ヒートショックの症状は、めまいや吐き気、頭痛、倦怠感、動悸などが挙げられます。また、重篤な場合には意識障害や心肺停止などの症状が現れることもあります。

体の反応プロセス

人間の体は、室温の急激な変化に対応するために、筋肉を震わせて熱を作りつつ血管を細くして体の熱を外に逃がさないように調節しています。

血管が縮むと血液が流れにくくなり、その結果として血圧は急上昇しますが、浴槽に浸かることで血管が拡張して急激に低下してしまいます。

つまり、入浴中は血圧は急激に大きく変動しがちなので、心筋梗塞・不整脈・脳梗塞・脳出血などを引き起こしやすいと言えるのです。

ヒートショックによる身体へのダメージは、直ちに現れるわけではなく、繰り返し発生することで慢性的な健康問題を引き起こすこともあるため、注意が必要です。

そうなったら、どうすれば?

自分がそうなったら

もしヒートショックが起こった場合は、めまいや立ちくらみがした場合はゆっくりとその場に座るか、横になり、症状が落ち着いたらゆっくりと立ち上がることが大切です。

また、締め付けられるような胸の痛みがある場合はすぐに救急車を呼ぶことが必要です。

発見!どうすれば?

ヒートショックは本人や家族が注意し、予防に励むことが非常に重要です。

しかし、いくら気を付けていてもヒートショックを起こしてしまう可能性はあるあるので、対処法について知っておくと安心です。

浴槽の中で気を失っていたり、ぐったりしているのを発見した場合は、まずは救急車を呼びつつ浴槽の湯を抜きましょう。

また、可能であれば浴槽から引きあげて、気道を確保しつつ安静にさせることが大切です。

救急車を待っている間に、救急隊員の指示を受けながらでも構わないので必要に応じて混交呼吸や心肺蘇生などの応急処置をできる限り行いましょう。

家族だけですべてに対応するのは難しいので、まずは救急車を呼び、その後にできることを行っていきましょう。

予防対策

ヒートショックが起きにくい環境を整え、体調を整えて入浴することに尽きます。

  • 脱衣所を温め温度差を減らす
  • お風呂の温度は38~40℃に
  • お風呂から出るときはゆっくりと
  • 入浴前は飲酒を控え水分補給
  • 湯船につかる前に必ずかけ湯
  • 入浴前に血圧を測る
  • 食後1時間後に入浴

万が一、事故が起こってしまうことを想定すると、こちらも予防対策。

  • 入浴前は家族に声をかける
  • 浴室に手すりを設置する

なぜ無理をしてしまうのか

ここまでが、ヒートショックについて。

結局は、体調がすぐれない状態で入浴するのを避けるべきですが、それができないのです。

なぜ、無理をしてしまうのか。

入浴の場合は、自分のことを正しく認識していないことが原因で、事故が起こった場合は、結果として「無理をしていた」状態だったことになります。事故が起こる前は、

「無理したらあかんで」

と言われても、

「大丈夫、大丈夫!」

となるわけで。

ちょっと血圧が高くてもわからないし、部屋の暖かさと脱衣所の寒さの温度差もわからないし、その温度差への今の自分の耐性も、知りません。

寒い空間に入って、心臓がきゅっとなるのは、若いときから経験しているので慣れっこですし。

自己過信は自覚しにくい

自己過信になっているといってもよいのですが、これは自覚しにくい。

chatGPT:
確かに、自己過信は自覚しにくい傾向があります。いくつかの理由から、自己過信の人は自分の能力や判断が過大評価されていることに気づきにくく、他人や状況に対して客観的な視点を持ちにくいことがあります。

  1. 認知的バイアス
    自分に対して肯定的な評価を過度に信じ込む認知的なバイアスが働きます。これにより、自分の能力や判断について客観的な視点が欠如します。
  2. 他者の評価への過敏さ
    自分に自己過信がある人は、他人からの評価を過度に重視し、自分を客観的に見ることが難しくなります。他者の意見や反応が過度に影響を与えることがあります。
  3. 失敗への抵抗
    自己過信の人は、失敗や誤りを認めることが難しく、それが自己評価を揺るがせることを恐れる傾向があります。そのため、問題や課題に向き合いにくいことがあります。
  4. 適応能力の低下
    自分の過度な自己評価に基づいて行動することが習慣になると、新しい情報や経験に適切に対応する能力が低下する可能性があります。

自己過信に気づく第一歩は、他者からの適切なフィードバックを受け入れることや、客観的なデータを元に自己評価を見直すことです。

また、自分の行動や判断に対して批判的になり、冷静な視点を持つことも重要です。一方で、自分の強みや成功にも適切に自覚をもつことがバランスを取る手助けになります。

わかるけど、難しい話ですね。

若々しくいたいと思う一方で、年齢なりでもありたい。

②他者の評価への過敏さとありますが、同時に、自分に対する評価にも過敏なのかもしれません。

体力の衰えや、認知能力・適応能力の低下を、自分だけで認識するのはとても難しそうです。

他者のフィードバックを受け入れる寛容さを身につけて、無理すべきところと、無理すべきでないところを、分別できるおじいさんになりたいものです。

変えられるものを変える勇気を、

変えられないものを受け入れる冷静さを、

そして両者を識別する知恵を与えたまえ

ラインホールド・ニーバーの祈りの言葉

・・・ちょっと違うか。

今日もよい一日を! Have a nice day!

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この記事を書いた人

年間100リットルのビールと100リットルのコーヒーを飲み、200杯のカレーと300杯の味噌汁と60㎏の米を食べ、2500時間眠ります。

大阪生まれ。中学高校は東京。地方大学を卒業。在学中にオーストラリアや東南アジア放浪10か月を経て、農業法人に就職。在職22年。

22歳までは家族と社会に育てられ、66歳まで会社勤め、88歳で生涯を閉じるとすると、44歳はキリのいいターニングポイントと思い立ち、ブログをはじめました。

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