育ち盛りの5人家族、大黒柱の保険を見直す→年額15万円削減に成功!その代償。

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夫婦+子ども3人の5人家族。ごく普通の会社勤め。

きっかけは、47歳から保険料が上がるとの説明を聞いたことでした。

切り替えたのは、2020年6月。41歳。

目次

思い切って、切り替えた

毎月16,700円=年20万円支払っていたものが、

47歳になると、毎月37,650円=年45.2万円に!

ちょっと上がりすぎ・・・

払い込み保険料はこうなった

N生命からZ生命に切り替えました。

今はZ生命の生命保険で、月額3,520円=年4.2万円。

差額は月13,180円で年間15.8万円です。

かなり大きい!

生命保険所得控除で、2.6万円は還付されますが、それでも年13.2万円。

手取り13.2万アップ!額面換算で17万円アップ!

適切な補償内容とは

父がN生命に勤めていたので、社会人になった時に、父が選んだ契約内容で保険に加入しました。

そもそも、自分にとって、どのくらいの補償が必要なのか、ということや、そもそも、自分の加入している保険の内容も、生命保険と医療保険とがん保険でそれぞれどうなっているのかさえ、知りませんでした。

結婚するころに、プラン変更をしたときには生保レディさんから一連の説明は受けていますが、わかったつもりで細かく理解しようとはしていませんでした。

漠然とした不安に対する、漠然とした備えとしての保険。

生命保険は中世ヨーロッパの都市で組織された同業者組合である「ギルド」ではじまったともいわれています。
この「ギルド」では、仲間同士で仕事で困った時の資金援助や、病気やケガで働けなくなった時や、死んでしまったときの遺族への生活援助などをしていました。

さらに17世紀には、イギリスのセントポール寺院で、仲間に万一のことがあった時の香典をだすために、毎月一定額を払い込むという制度ができてきます。

しかしこの制度は、皆が同じ金額を支払っていたために、組合員が減るなどすると、約束した香典の金額を支払うことができなくなってしまい、潰れてしまいました。


やがて、18世紀になると「ハレー彗星」で有名な天文学者エドモンド・ハレーによって、実際の死亡率に基づいた生命表が作られました。この生命表によって、合理的に保険料計算した「生命保険」が作られました。
しっかりした計算基礎に基づいて保険料をもらうため、つぶれることなく支払いもしっかりできるようになりました。

それから後の約2世紀の間に、人々の暮らしが変わっていく中で、万一の場合のリスクに備えるだけでなく、病気やケガでの入院のリスクに備えたり、老後のリスクに備えたりできる生命保険が考え出されました。

このように、中世ヨーロッパのギルドにルーツをもつ「生命保険」は、長い歴史の中で人生をより安心に暮らせる知恵が詰め込まれてきました。

保険の仕組みや歴史は、とりもなおさず「助け合いの仕組み」「助け合いの歴史」そのものですよね。

日本生命HPより

解約払戻金

何度か電話や生保レディとの面会はしましたが、心に決めてしまえば、解約はすんなりできました。

社会人になった2002年から、生命保険に加入していたので、それまでの18年間で、総額360万円払い込んでいたことになります。

翌月には、解約払戻金が53万円が入金されました。

もともと掛け捨てか、貯蓄型かの区別もついていなかったので、気持ちとしてはラッキー。

保険の意義からいくと、自分には何もなくてラッキー。何かあった人に300万円が渡ったのだとしたらOK。

補償内容の比較

ですが、必要以上に保険料を払い込み続けるほどの余裕はないので、今の自分に必要な適正な補償内容を見極める必要はあります。

保険料生命保険医療保険がん保険
見直し前
N生命
20万円/年終身+5年定期
3100万円
5年定期
一時金300万円
入院1万円/日
終身
一時金300万円
入院5千円/日
考えたこと
見直し前はパッケージ商品で、あれこれ詰め込んでわかりにくい契約だった。死亡/医療/がんに小分けにして単純比較しただけでも、保険料が大幅に下がった。プラス、補償額をとりあえず最低限にした。
見直し①
N生命から
→Z生命
8.3万円/年10年定期
2000万円
終身
一時金10万円
入院5千円/日
終身
一時金50万円
入院10万円/月
考えたこと万が一のときは、公的健康保険と高額療養費制度を利用すれば、高額な医療費に備える方法はほかにあるのでは?(貯蓄しておくなど)と考え、バッサリ医療保険とがん保険を切り捨てた。
見直した②
医療/がん保険解約
4.2万円/年10年定期
2000万円
なしなし

高額療養費制度について

日本の公的な健康保険には、1か月の医療費が一定額を超えると、その分は健康保険が負担してくれる制度があります。これを高額療養費制度(詳細:厚労省HP)と呼びます。

この「一定額」は、年齢や収入によって違うのですが、70歳未満で一般的な収入であれば概ね8万円+αくらいで済みます。

ひとつの医療機関における医療費が1か月100万円かかったとすると、自己負担額は3割の30万円ですが、8万円+αを超えた分の約21万円余りが高額療養費として健康保険から払い戻されます

医療費の自己負担額の上限が8万円+αで済むのなら、わざわざ民間の医療保険で備えるのではなく、その保険料分を貯金にまわして、そこから医療費を払うほうが合理的だとも考えられます。

金融広報中央委員会HPより

適用ができないサービスは受けられなくても、必要な処置は受けられるのかな、という何とも言えない期待。

6か月入院しても50-60万円の負担なら何とか乗り越えられそう。

定期?終身?何が違うの?

複数の保険会社を比較するとき、終身、5年定期、10年定期という言葉が出てきます。

ちょっとわかりにくい言葉でした。

  • 定期:5年間または10年間の払い込みを約束し、月々に分割して支払う。5年後、10年後に更新。
  • 終身:いつでもやめられる。払っている間だけ、補償が適用される。スタート時の条件で定額が決まる。

どっちがどうかはわかりません。

どっちにしても確率?統計?に基づいて、各社が計算してくれていることなので、他社との比較でよいのだと思います。

ちなみにわたしは、Z生命、L生命、O生命、N生命を比較して、Z生命にしました。

心配事は、納得感で乗り越える

補償内容が変わったことに対する心配事は今のところありません。

補償内容を「落とした」ことを後悔するだろうか。

あの保険にしておけばよかった。

あるかもしれません。

が、自分の性格上は、当時の選択を何とか正当化して、過去を恨まず、できることでやりくりするのだと思います。

今の選択に、今、納得しておけばOK

浮いた保険料は、資産運用にまわして、別の形での備えになっています。

他にもある、保険や保険的なもの

  • 自動車保険
  • 火災保険
  • 地震保険
  • 白アリ防除

安心して暮らしていくには、備えが必要です。

上記の保険・保険的なものの解説はまた別の機会に。

自分の健康を維持するのはもちろんですが、自分が管理しているお金や保険や証券のことを、家族で共有しておくことが大切ですね。万が一に起こる前に。

せっかく備えたのに、使えないでは残念すぎます。

と、定期的な見直しと更新情報の共有も忘れずに。

今日もよい一日を! Have a nice day!

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この記事を書いた人

年間100リットルのビールと100リットルのコーヒーを飲み、200杯のカレーと300杯の味噌汁と60㎏の米を食べ、2500時間眠ります。

大阪生まれ。中学高校は東京。地方大学を卒業。在学中にオーストラリアや東南アジア放浪10か月を経て、農業法人に就職。在職22年。

22歳までは家族と社会に育てられ、66歳まで会社勤め、88歳で生涯を閉じるとすると、44歳はキリのいいターニングポイントと思い立ち、ブログをはじめました。

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