Panasonic NP-45MDシリーズのビルトイン食器洗い乾燥機を導入して、5年目のレビューです。
中古で購入した日本家屋。キッチンは昔ながらのL字型。シンクの並びにある戸棚ひとつ分に、ビルトイン食洗機を設置しました。
我が家での使い方
食べ盛り中学生男子2名を含む、子ども3人の、5人家族です。
奥行き65㎝幅45㎝のディープタイプを使っています。
1食分の食器(20点程度)は、だいたい入ります。鍋やボウルなどの調理器具までは入りません(ので手洗い)。
手順
- 使い終わった食器は、各自シンクにもっていきます、
- 全員の食器が揃ったら、
- スポンジで予洗いをして、
- 食洗機に並べていきます。
- 平皿を下段右奥に、茶わんや小鉢、とんすいは下段左側に。
- グラス類を上段に並べ、最後に箸、スプーン類を下段右下のカゴに立てます。
- 投入口に粉洗剤を入れ、
- 電源を入れて『スピーディー』モードでスタート。
- 完了したら、すぐに引き出し、蒸気を逃がします。
- 乾燥モードは使いません。
- しばらく置くと自然に乾くので、都合のよいときに食器棚に戻します。
使用後のメンテナンス
- 下段右下にある生ごみ受けを取り外し、流し台で洗います。
- 庫内が汚れていたら、スポンジで洗います。
- が、予洗いをしているので、庫内はほとんど汚れません。
- 以上、使用後のメンテナンスはほとんどありません。
きれいになるの?
- 手で洗って、すすいで拭き上げるのに比べて、格段にきれいです。
- 特にガラスのコップは輝くほどのきれいさ!
- 洗剤の違いかな?
- 茶わんについた、乾いたごはんまではとれません。
- ので、予洗いすべきものはいくつかあります。
コストはいかに
メーカーのコスト計算
コスト
手洗い1回62.3円、食洗機1回30.8円
毎日2回で年22,900円の節約。*洗剤代、上下水道代、光熱費。
使用水量
手洗い1回75㍑、食洗機1回11㍑
毎日2回で年46,720㍑の節約。週896㍑、お風呂4杯分!
時間
手洗い1回29分、食洗機1回4.3分
毎日2回で年299時間の節約。週5時間。
算出根拠
※1 【NP-TZ300と手洗いの比較】
●NP-TZ300(「汚れレベル3」でエコナビ運転OFFの場合):食器点数40点・小物20点、水温20 ℃、食器洗い機専用洗剤を5 g使用する(1箱600 g入り475円(税込))〈当社調べ〉。使用水量は約11 L。
●手洗い:食器点数40点・小物20点、水温20 ℃。10 Lのお湯(約40 ℃)でつけ置き洗いした後、洗剤を9.6 mL使用(1本315 mL入り164円(税込))〈日本電機工業会調べ〉して洗い、毎分6 Lで食器1点あたり13.5秒、小物1点あたり5.5秒流し湯ですすいだとき、使用水量は約75 L。〈日本電機工業会自主基準 標準汚染時〉【2023年7月現在】
※2 電力料金目安単価31円/kWh(税込) [家電公取協調べ。2022年7月改定]、ガス料金(都市ガス)目安単価222円/m³(税込) [当社調べ] 、水道料金137円/m³(税込)、下水道使用料125円/m³(税込)[日本電機工業会調べ]【2023年7月現在】
※3 食器を手洗いして拭き上げるまでにかかった時間と、食洗機に食器をセットする時間の差分で計算。 〈当社調べ〉
●NP-TZ300:食器点数40点、小物20点を食洗機にセットする時間は約4.3分。
●手洗い:食器点数40点、小物20点を手洗いし、布巾で拭き上げるまでの時間は約29分。
ほんとのところ
メーカーの計算によると、5人家族では、毎日2回=週14回稼働していますが、我が家の実際の稼働頻度は、週5~6回程度です。
食器点数もそんなに多くないので(半分くらい)、手洗い計算が全体的に過剰に見えます。
となると、コスト&時短メリットはだいたい1/4。
ということで、コストメリットには多少の疑問を抱いたままですが、改めて見てみると、結構インパクトが大きい。特に節水効果は大!
実際の感覚でも、時間と使用水量が節約できているのは間違いないです。
なぜ毎日使わないか
- あまり強い理由はないのですが・・・
- 食器を並べるのが面倒。
- がんばって並べたあと、追加の食器があるとちょっと悔しい。
- 手洗い10分で済むのに、機械を35分も動かすのが、なんとなくもったいない。
- 未だコストメリットに疑問。
導入前に調べたはずのランニングコストのメリットが活かせていないことがわかりました・・・!
せっかくなので、稼働率を上げよう!
総合評価
躊躇する設備投資
憧れがあるけど躊躇する設備投資があります。
使っているうちに、ランニングコストや使い勝手で問題がでてくる性質のあるものです。
薪ストーブ、床暖房がそれにあたります。
- 使えば使うほど、ランニングコスト(手間や作業を含む)が割高になるもの
- 設置場所に選択肢があり、ベスポジを選択しなければいけないもの
- 一度設置すると動かせないもの
結局使わなくなった、とか、ストレスを抱えながら使わないといけない、というのは避けたい。
食洗機はこれにはあたりませんでした。
実際のコストメリットは体感しにくいですが、メーカーの計算上、使ってもコスト高にはならないと信じて。
あったらあったなりに使い、使えば使うほど、コストメリットがある。楽ちんで、食器もきれいになります。
使わなくても、最悪、収納にはなりますし、手洗いライフに戻っても、今のところ差し支えありません。
余談ですが
ちなみに、先ほどの躊躇事項を乗り越えて導入したものもあります。
洗濯乾燥機の「乾太くん」
これはいい設備投資でした。
時間とストレスが激減。ランニングコストはかかりますが、毎日使っています。
まとめ
商品の特徴を紹介し忘れていました。
水流、節水、省エネなど、メーカーのPRポイントは、買い換える人用の訴求で、初導入の初心者には実感しにくい説明が多かったです。使用感としては、
- ディープタイプで正解
- 上段のカゴがスライドするのがかなり便利!
- 洗った後の食器がきれい!
導入前に、近くのショールームで、体感するのをおすすめします!
今日もよい一日を! Have a nice day!
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